本町は、中国山地の那岐山と緑豊かな美しい自然に囲まれており恵まれた自然環境を背景に数多くの歴史的、
文化的資源を有している。そこで奈義町柿地区に於いて、
約1600万年前のまき貝「ビカリア」二枚貝など数多くの貝や植物が化石となって出土し、
岐阜県瑞浪市と並んで西日本屈指のビカリア出土地として有名です。
化石となって1600万年眠り続けてきた埋蔵文化財を展示公開して、子供達の生きた科学学習の場として整備し、
自然科学の研究拠点となるようにとの願いを込めて施設の整備に地域の方々の積極的な協力を
いただき建設の運びとなったものです。
鉄骨造及び木造平家建約190uで屋外展示を兼ねた大屋根二枚貝を、
屋内展示物はまき貝をイメージした構造となっています。
展示品は町内で出土したビカリアを中心とした貝類、屋外展示エリアでは、
地層の断面に露出した自然の化石を見ることができます。又、この公園内では自然のままの野草、
水草、又トンボなどの昆虫を、自然の中で生態が観察できるものです。
工事は今年9月に完成予定で平成10年3月のオープンを目指しています。
現地は備前・美作五十三次ふれあい街道の奈義町豊沢四ツ道交差点から県道を南へ約1.5km程行った
「柿」と云う地名のところです。又、工業団地の南側にもなります。
自然と親しみながら子供達と共に自然科学の学習をして見ませんか、オープン後は是非お越し下さい。
奈義町現代美術館、図書館も五十三次ふれあい街道のすぐ近くにあります。
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備前・美作五十三次ふれあいだより
国道53号グレードアップ委員会
(事務局 津山市都市建設部土木課内)
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