国道53号グレードアップ委員会 > 委員会の紹介

〔 設置の目的 〕
 この委員会は、国土交通省岡山国道事務所及び一般国道53号沿線地域の1市6町(津山市・御津町・建部町・久米南町・中央町・勝北町・奈義町)と地域住民とが協力のもとに、一般国道53号のグレードアップを図り、あわせて1市6町が相互に交流・連携しながら地域の特徴を生かした個性的な地域づくり、地域の拠点となる道路空間の創造することを目的として平成6年1月26日に設置されました。
現在は、市町村合併、設置要綱の改正を経て2市3町(岡山市、津山市、久米南町、美咲町、奈義町)で本委員会を運営しています。
なお、市町村合併の経過は次のとおりです
※勝北町は平成17年2月28日に津山市と、御津町は同年3月22日、建部町は平成19年1月22日に岡山市と合併しました。また、中央町は、平成17年3月22日に旭町、柵原町と合併し、美咲町へと生まれ変わりました。

■基本理念
   モータリゼーションの発達以来、道路は輸送空間の利用が進み、道路の量的整備が精力的に行われてきました。しかし、近年ふるさと創生をはじめとする地方の時代の中で、地域と道路との関係、訪問者とまちの人々の交流、快適なドライブ、ならびに独自のまちづくりや活性化、複数の町をつなぐ地域づくりといった観点により、道路空間の質が問われるようになり、地域に密着した道路への復活が今日の整備課題として浮上してきました。
 国道53号においても毎年各種の整備施策には、積極的に対応し一定の成果を上げているところでありますが、他の主要国道に比べてハード面、ソフト面の基盤整備の遅れは否めません。これは、沿線地域からのアイデア、主張が乏しく、地域発展に向けての意欲戦力不足があげられます。このため、こうした状況を踏まえ、かつてない高齢化と人口減の中で迎える21世紀を見通した地域づくりの在り方、課題をテーマとし、特色のある地域の活性化を図るため、幅広い道路整備を推進していくことを本委員会の基本理念としています。
■基本方針
   岡山県を縦断する国道53号は岡山県南都市圏と鳥取都市圏を結ぶ重要な路線として位置づけられ、津山地方拠点都市地域及び沿線町村の経済活動をはじめ生活幹線道路として重要な役割を果たしています。このような中で本委員会は、基本理念に基づき設置し、岡山・津山間の時間短縮を主眼に置き、グレードアップにより道路利用者への効果(地域拠点づくり・地域のイメージアップ・交流の活性化・地場産業の活性化・沿道環境の充実)の向上を図り、1市6町(現2市3町)の6地域と地域住民の協力のもと、それぞれの地域がその特性をいかしつつ自らの発想と創意工夫により、独創的で個性豊かな地域社会づくりに取り組んで沿線市町を広くアピールすることを基本方針としています。

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